製品情報(精密板金)

計測:通信:放送用精密板金     
(パネル、シャーシ等の各種ユニット加工)     

使用材料の特性

金属

材料 今までに加工した板圧 簡単な特徴
A5052 アルミニウム合金 0.2〜6.0 5052はMg添加量が中程度の合金の代表的なものである。
中程度の強度を持つ材料として最も一般的であり、加工性、耐食性がよく、耐海水性が優れている。
RoHS対応
C1100P 0.05〜6.0 電気/熱伝導に優れた材料、軟らかく加工もしやすい素材 RoHS対応
C2801P 真鍮 0.2〜4.0 電気の伝わりが良く、強度もあり加工がしやすい RoHS対応
SPC 冷間圧延鋼板 0.5〜4.5 鉄・一般プレス板金向け。パンチ、曲げ加工に適している。
このままだと錆びる為、メッキもしくは塗装が必要
ミガキ RoHS対応
SGC 溶融亜鉛メッキ鋼板 0.8〜3.2 表面に最初から亜鉛メッキがしてある為、錆びにくい耐食・耐久性が優れている。 表面処理鋼板 クロムフリー有り RoHS対応
SEC 電気亜鉛メッキ鋼板 0.8〜3.2 表面に最初から亜鉛メッキがしてある為、錆びにくい。
材質と同じ加工性を有し、地鉄とメッキ亜鉛間の密着性は完全で、深絞りにおいてもメッキが剥離しない。
表面処理鋼板 クロムフリー有り RoHS対応
ZAM 溶融亜鉛メッキ鋼板 1.0〜2.0 表面に最初から亜鉛メッキがしてある為、錆びにくい耐食・耐久性が特に優れている。
メッキ組成はZn(亜鉛)、約6%のAl(アルミニウム)、約3%のMg(マグネシウム)を基本組成とし緻密な3元共晶組織となっています。
表面処理鋼板 RoHS対応
SPTE ブリキ板 0.3 0.5 低炭素の薄鋼板の両面にすずをメッキした鋼材である。耐食性をもち、半田付けしやすい 表面処理鋼板 RoHS対応
SUS304 ステンレス 0.1〜3.0 オーステナイト系組織、非磁性。
SUS304は業界では「サス・サン・マルヨン」と呼ぶが、市場では 「18-8ステンレス鋼」と呼ばれる。 鋼材と比較するとタップ立て、穴あけ・曲げなどの加工は劣る。
表面処理鋼板 RoHS対応
SUS430 ステンレス 1.0〜2.0 304と比べると多少安価。
耐食性は304よりやや劣るが室内なら錆びないので広範囲の業種で活用されている。
じん性力(ねばり)があるため加工しやすい。
RoHS対応


メッキ

メッキ 使用する母材
ニッケルメッキ Cu(銅)、Bsp(真鍮)、SPCC(鉄)等 RoHS対応
クローム Cu(銅)、Bsp(真鍮)、SPCC(鉄)等 RoHS対応
(Ag)銀メッキ Cu(銅)、Bsp(真鍮)、SPCC(鉄)等 アルミにも可能 RoHS対応
六価クロメート SPCC(鉄)
三価クロメート SPCC(鉄) RoHS対応
三価黒クロメート SPCC(鉄) RoHS対応
三価青クロメート SPCC(鉄) RoHS対応
黒色クロメート SPCC(鉄) RoHS対応
溶融亜鉛メッキ SPCC(鉄) RoHS対応
アロジン1000(白イリタイト) アルミ合金
アロジン1200(黄色イリタイト) アルミ合金
パルコート・ケムライト アルミ合金 RoHS対応
AL202 アルミ合金 RoHS対応
アルマイト アルミ合金 RoHS対応
染色アルマイト アルミ合金 RoHS対応
硬質アルマイト アルミ合金 RoHS対応


塗装・印刷

N1.5

パントーン12-4302TP

5Y7/1


その他の加工

ナットサートM5 9508-05T

RoHSにて対応




RoHS指令とは

欧州連合(EU)で公布・施行された電子・電気機器における特定有害物質の使用制限についての指令。
2003年2月にWEEE指令と共に公布・施行された。
Restriction of Hazardous Substances(危険物質に関する制限)の頭文字をとり「RoHS」(ローズ)と呼ばれている。
RoHS指令に基づき、2006年7月1日以降は、EU加盟国内において、以下の物質の含まれた電子・電気機器(electrical and electronic equipment, EEEと略す)を上市することはできなくなる。

鉛 :1,000ppm以下
水銀 :1,000ppm以下
カドミウム :100ppm以下
六価クロム :1,000ppm以下
ポリ臭化ビフェニル (PBB) :1,000ppm以下
ポリ臭化ジフェニルエーテル (PBDE) :1,000ppm以下